今までIELTS Speaking Part1について記事を書き続けてきました!この記事からはいよいよPart2対策に移りたいと思います!
IELTS Speakingの試験はPart1 part2, Part3の3つで構成されているので、このPart2対策がちょうど真ん中にあたります。
今日は、IELTSを一度でも受けたことのある人ならわかると思うのですが、とりあえずPart2の質問形式の確認と、受験生がよく勘違いしてしまう採点上のポイントについて書いていきたいと思います。
- IELTSを受ける予定だが、まだ一度も受けたことがない方
- IELTS Speakingで6.0以上を取ることができない方
- IELTSの採点基準に関心がある方
IELTS Speaking・Part2の質問形式
IELTS Speaking・Part2は一言でいうと、スピーチです。
トピックカード
Part2が始まると、まず初めに試験官にトピックカードというものを渡されます。
このカードには、次のような指示が書かれています。

つまり、
“あなたが持っている大事な物について話してください。
-
- それをどこで手に入れて
- どのくらい長く持っていて
- 何のために使っていて
- なぜ大事なのか
についても触れてください。”
ということが書かれています。
1分間の準備タイム
このカードを渡されたあと、1分間の準備タイプがあります。
ここでどの物について話そうかとかいろいろと考えます。紙とペンも渡されるので、メモを取ることもできます。
こんなに早く感じる1分間はなかなかありません(^_^;)
この1分間の使い方はとても大事になってくるので、後日また取り上げます。
2分間のスピーチタイム
1分間の準備タイムが終わると、2分間のスピーチタイムです。
この間、あなたは話し続けなければいけなくなります。
“2分”なんてカップ麺もできあがらないほど短い時間だけど、英語を話すのに慣れていない方にとってはすごく長いと思います。
実はスピーチの終わるタイミングはあまり気にしなくてよくて、仮に話が途中でも、ちょうど2分経つと試験官が「Stop」と言ってくれます。
ただし、最低でも1分30秒以上話し続けないと、“流暢さ(Fluency)”のスコアが減点されてしまうと言われているので、あまり早くスピーチが終わらないように注意してください。
ベストなのは、試験官に「Stop」と言われるまで話し続けることです。ただでさえ緊張しているので、「あとどのくらい時間あるのかなぁ」みたいな余計なことを考えると頭が真っ白になることがあります。
「Stopと言われるまで話し続ける」
これだけ覚えて試験中は時間のことを考えないようにしましょう。
IELTS Speaking・Part2の受験生が陥りやすいミス

Part2で受験生が陥りやすいミスは、内容、つまり「何を言うか」ということに集中してしまう、ということです。
さっきの例でいうと、
「え、わたし(ぼく)にとって大事なもの、なんだろう、あれかな、あ、これか。どこで買ったんだっけ。あーあそこだ…」
という風に、「何を話すか」に一生懸命になってしまい、「どう話すか」ということが置き去りになり、低いスコアで終わるというパターンです。
どんな試験でも採点基準があります。IELTSのような英語の“能力”を測る試験では、話す“内容”は全くスコアに影響がありません。
「I would like to save this world.(ぼくはこの世界を救いたい)」のようなすごく良いことを言ったとしても、全然スコアには関係ないんです。
あなたが「どんな英語を使っているか」ということだけで採点されるということをもう一度確認しておきましよう。
ただし注意点としては、いくら内容がスコアに全く関係ないと言っても、渡されたトピックカードのトピックからずれてはダメです。
「I don’t have anything important to me, so I would like to talk about my experience of studying in the U.K.(大事な物なんて何も持ってませーん。なので、イギリス留学の経験を話したいと思います)」
みたいなことは通用しないので、これはやらないようにしましょう(^_^;)どんなに素晴らしい英語を話しても、かなり減点されます。
まとめ
今日は、IELTS Speaking・Part2の質問形式と、受験生が陥る最大のミスについて解説しました。
次回は、今日の解説の続きで、Part2の問題に取り組むときに何が重要で、何が重要ではないかというもっと具体的な話と、トピックカードについてのあるポイントについて書きたいと思います。
ではでは!