青年海外協力隊(コミュニティ開発)に正式に合格しました!協力隊合格までのながーいみちのり【後編】

今日は、昨日の記事の後編です。
前編を読んでいただいた方、ありがとうございました。

協力隊合格までのみちのり【後編】

登録期間(2016年8月〜2017年2月末)

2016年度春募集で「登録」という結果になったのは2016年8月のこと。ぼくは、この「登録」から「合格」になる確率を探るために、ネット上の情報をできるだけ多くしらべることにしました。

まずJICAが示しているように「登録」から「合格」になるには次の2通りのパターンがあります。

  1. 合格者が辞退した場合に「繰上げ合格」
  2. ボランティア受入国から登録者を受け入れたいという「オファー合格」

このどちらかのパターンの「合格」を登録者は待つことになります。

ぼくの場合は前編でもお話ししたように、2次試験で「スペイン語圏しか行かない」という今考えるとよくわからない条件をつけてしまっていたので、ぼくが「登録」から「合格」になる可能性で考えられるのは、

  1. かなり少なかった中南米からのコミュニティ開発の要請の合格者が辞退すること。しかもそれが社会人経験や実務経験がいらない要請であること。
  2. 中南米のどこかの国からオファーが来ること。

と普通の登録者の人よりもかなり望みの薄い状況でした。行き先を絞ってしまうとやっぱり合格の可能性はかなり落ちますよね。

まずいろいろとネット上の情報を探るかぎり、ぼくの結論として「オファー合格」というのはあまりない例なのではないかと感じました。

理由としては、青年海外協力隊の春と秋の年に2回募集があるという特性ゆえ、途上国で急に新たな仕事ができたとしても、登録者の中から誰かに直接オファーを出すよりも、少し待ってから春か秋の正式な募集時に多くの受験者から適任者を募るほうがより良いのではないかと考えられるからです。

ということで「登録」から「合格」になる可能性が高いのは、合格者が参加同意書を提出する8月末から次の秋暮秋が始まる9月末までの1ヶ月間だと思いました。これ以降だとあまり辞退者が出ることも少なそうなので(健康診断で問題が見つかる、訓練開始後に気が変わる等はあり得るのかな)、9月末まで連絡がなければまた秋募集の準備をしようと考えていました。

大学院は修士論文が終わり、あとは卒業できるか評定が出るのを待っている状態でした。この時期は、協力隊の他にも毎年11月にアメリカ・ボストンで行われる日・英バイリンガル留学生用の就職イベント「ボスキャリ」に参加する準備をしたり(結局気が変わって行きませんでしたが)、イギリスで将来博士課程に進むための調査・準備をしていました。

 

結局、9月末まで連絡はありませんでした。

ということで、また2016年度秋募集に応募する準備を始めました。ぼくの中では新卒で参加を目指すのは、次がラストです。

2016年度秋募集(2016年11月締切)

応募しているので、秋募集の準備は簡単でした。

今回からは一部の申請書類はウェブで提出できるようになりましたし(一部は郵送のみなので海外在住者にとってはあまりメリットがないように思いましたが…)、健康診断も前回の半年前のものが使えるようになったので、一部前回と検査項目が変わった血液検査と医師に頼む転記代の計約100ポンド(約15000円)で済みました。前回の約300ポンド(約45000円)かかった健康診断よりはだいぶ安いです。

申請書類は、前回1次試験は受かっていたので、志望動機などはだいたい同じ内容で作成しました。変更した点は、前回「大学院在籍中」だったのを「大学院卒業」にしたことくらい。

希望する要請は、前回は中南米のみを希望していましたが、今回は中南米のコミュニティ開発の要請がほとんどなかったこともあって、地域にとらわれず要請内容に興味のあったアフリカとアジアの要請を希望しました。

と言っても性格的に期限ギリギリまで動き出さないタイプなので、申請書類提出も結構ギリギリになってしまい、結局ロンドンにある欧州ヤマト運輸から宅配便で送りました。

 

そして12月上旬に発表があり、1次試験は無事合格。1月中旬にある東京での面接に合わせて帰国するフライトを取りました。イギリスでの最後の時期を過ごしつつ、面接を待ちました。

 

いよいよ面接の日。人物面接からでした。前回はほとんど聞かれなかった「社会人経験がないことがデメリットに働くとは思いませんか」ということを結構多めに聞かれました。まあでも感触は悪くありませんでした。

そして技術面接。面接官は前回と同じ方だったのですが、前回の面接では全ての質問が答えやすく感じたのに、今回はかなり答えるのに四苦八苦しました。

面接官:「〇〇は知っていますか?」

ぼく:「すいません、ちょっと勉強不足でわかりません…

ハキハキ答えるべきなのに、自然と声が小さくなっていくのがわかりました。

サッカーの試合で例えると、前回は面接後「強豪相手にもしっかり守備を固めてカウンターから得点!1ー0で勝利!」っていう気分(結局合格できなかったけど…)、今回は「相手のパスワークに翻弄されプレスも全くハマらず、ほとんどの時間を自陣でプレーされ、相手FWに華麗なバイシクルシュートを叩き込まれて、0−3で完敗…」っていう感じでした。

 

そして2月10日、合格発表の日。

やはりぼくの番号はありませんでした。

正直今回はすごく落ち込みました…お先真っ暗でした。

この記事はそのお先真っ暗な気分で書きました→青年海外協力隊に落ちました。YOUTUBEで「試験落ちた」って検索したら、所ジョージさんに励まされた話。。

 

しかし、ここで協力隊になる道が絶たれたわけではありませんでした。

次の日、JICAからの速達が届きました。

登録通知

そうです、結果はまた「登録」でした。2回受験して2回連続「登録」になる人ってどのくらいいるんだろう(^_^;)

ちなみに2016年度春募集と秋募集のコミュニティ開発の登録者数はこんな感じです。

・2016年度春募集 青年海外協力隊 職種別選考状況(二次選考結果)

・2016年度秋募集 青年海外協力隊 職種別選考状況(二次選考結果)

ものすごーく単純に計算すると、

春募集:8(登録者数)÷188(応募者数)≒ 4.25(%)
秋募集:5(登録者数)÷192(応募者数)≒ 2.6(%)

春募集と秋募集で両方「登録」になる確率って、約0・1%なので1000人に1人くらいですね。

「登録」から「合格」へ(2017年2月)

2016年度秋募集の合格発表日が2月10日。それから3日後の2月13日昼ごろ、スマフォに知らない番号から着信が来ていたことに気がつきました。そして一通のメールが。

「2016年度春募集 青年海外協力隊の登録の件につきまして、ご検討いただきたい要請が出てまいりましたので、ご連絡いたします。添付の要望調査票をご覧ください。派遣隊次は2017年度2次隊となります」

 

きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

って叫びたくなるくらいうれしかったです!

電話が不在だったので、メールで連絡をくれたみたいです。このときまで忘れていたのですが、2016年度春募集の登録期間は2月末まででした。なので秋募集でまた「登録」になりましたが、春募集の「登録」のほうで「合格」の連絡がきました。ややこしいですよね(^_^;)

スペイン語圏の中米・ドミニカ共和国からの要請でした。要請内容をみると、春に見覚えのあるものだったので、「オファー合格」ではなく「繰上げ合格」だと思います。

その日にテンション高めで書いた記事がこれです→青年海外協力隊としてドミニカ共和国に行くことができるかも!まだ正式決定ではないけれど…

2月10日に秋募集で「登録」になり落ちこんでいたのもあって、すごくうれしかった。しかも希望していたスペイン語圏からの要請。すぐ次の日の2月14日、バレンタインデーの日に電話で要請を受ける旨をJICAの担当の方に伝えました。

しかしそのバレンタインデーの夜、ぼくはうれしい勢いで電話をして要請を受ける旨を伝えたけれど、冷静になって考えると、「本当にこの要請内容で良かったのかな」という思いが強くなっていきました。

そして一晩寝ずに考えた結果、ぼくの考えは変わってしまいました。次の日の朝一、JICAの方にもう一度電話し、やはり要請を辞退する旨を伝えました。

この記事で、そのときの理由や思いをつづりました→一晩寝ないで考えたけど、青年海外協力隊の要請を辞退しました。

JICAの方には辞退することを記録にも残したいので、メールでも同じ主旨のことを書いたものを送ってくれと言われたので、次のように送りました。

2016年度秋募集で春募集に続き“登録”という結果になり、落ち込んでいたところでオファーを頂いたので、一度はオファーを受諾させていただいたのですが、もう一晩熟慮に熟慮を重ねた結果、私が今まで経験してきたことや、面接時に面接官の方にお伝えさせて頂いた自分の希望している仕事内容、そして青年海外協力隊の2年間を終えてから自分が進みたい道とは、隔たりのある要請内容・派遣先であると感じてしまったので、大変申し訳ないのですが、今回は要請を辞退させて頂くことに致しました。

秋募集でも「登録」になったので、登録期間は2017年8月末まで延びていました。そこで一番気になったのは、登録期間中に一度要請を辞退するとその後はもう要請が来ないのかということでした。ぼくはその辞退する旨を伝えた電話で、思いきって担当者の方に聞いてみました。すると、

「要請を一度辞退したからといって選考の不利になることは全くないので、安心してください」

というのが回答でした。

「登録」から“2度目”の「合格」へ(2017年3月〜4月)

約1ヶ月半後の3月28日、ついに“2度目”の連絡がきました。

4月1日から2017年度春募集の応募が始まるので、2016年度秋募集で辞退者が出て「繰上げ合格」がある可能性が高いのは3月末までだと思っていたので、その推測とマッチするタイミングでした。

要請はアフリカ・スーダン!今回はすぐに返答はせず、しっかりと要請内容を読み込むことにしました。回答期限は4月3日まで。

ブログでは、こんな風に書きました。→青年海外協力隊としてスーダンに行けるかも!

今回はしっかり吟味しようと、疑問点があるところをJICAの方にメールで聞いたりもしました。

一番の疑問点は、要請の資格条件を私が満たしていないことでした。メールで、

「資格条件等の項目で「観光又は地域振興関連分野での3年以上の実務経験」が条件として記載されており、理由として「同僚との活動に必要」とのことなのですが、私はそのような実務経験を持ち合わせておりません。その点は考慮されたうえで私への要請ということでよろしいでしょうか。」

と聞いてみました。回答は、

「おっしゃる通り、実務経験等満たしていないことは承知の上で、下記の技術補完研修を受講することを条件に技術顧問や在外事務所等から活動可能と判断され、ご検討をお願いしている次第であります。」

ということでした。

もちろん応募段階では、条件を満たしていない要請を希望することはできないと思いますが、必ずしもその要請の資格条件を満たしていなくても、「合格」になることはあるみたいです。

詳しい要請内容はこれを読んでみてくださいです→青年海外協力隊としてスーダンに行くことに決めました!任地と具体的な要請内容について!

ぼくは疑問点も消えしっかりと要請内容を吟味したうえで、心から「面白そう!」だと思いました。そしてその要請を受ける旨を4月3日に電話で担当者の方に伝えました。

 

そして4月12日、正式に合格通知が届きました。

2015年11月に初めて青年海外協力隊に志してから約1年5ヶ月かかりました。

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ABOUTこの記事をかいた人

個人ブログ『Backyee.com 』で日々好きなことを綴っています。2017年9月より青年海外協力隊コミュニティ開発でスーダン・カッサラへ派遣予定です。あまり目立たないけど実は貢献してる、マケレレのような存在になるのが夢です。