IELTS Speakingの採点基準(その2):『語彙力(Lexical Resource)』

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今日は、IELTSSpeakingの採点基準(その1):『流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence)』の続きです。

前回の記事では、IELTS Speakingは次の4つの採点基準で採点されるとお伝えしました。

  1. 流暢さと内容の一貫性(Fluency and Coherence)
  2. 語彙力(Lexical Resource)
  3. 文法の知識と正確さ(Grammatical Range and Accuracy)
  4. 発音(Pronunciation)

この記事では、2つ目の採点基準『語彙力(Lexical Resource)』について解説したいと思います。

採点基準(その2):『語彙力(Lexical Resource)』

“語彙力”ってどのようにスコアが付けられるのでしょうか?

よく思いつくのが、単語テストのようなもので“どのくらい多く英単語を知っているかをベースに点数が付けられるっていうのはありますよね。

しかし、もちろんIELTSではそのようなテストはなく、試験官によって“受験者が使っている言葉のレベルやそれらの使い方が正しいかどうか”をベースにスコアが付けられています。

具体的にこの『語彙力(Lexical Resource)』における採点基準は、

  • ベーシックな語彙だけではなく、トピック特有の語彙を使える能力
  • イディオム表現を使える能力
  • パラフレーズ能力(あなたが知らない言葉を説明する能力)
  • 馴染みのないトピックでも話せる能力
  • 正確な意味を伝える能力

の5つです。

スコア6レベル

スコア6レベルでは、

  • 多くのトピックに対して、ある程度豊富なボキャブラリーを持っている
  • わからない言葉があっても、他の言葉を代わりに使うことで説明することができる
  • 言葉の使い方を間違って、試験官が意味を取れないことを言わない

Part1でスコア6を取ることは、実はあまり難しくありません。
日本人は中学・高校である程度の英語の語彙力を持っているので、 頻出トピックの語彙を覚えれば、スコア6までは簡単に取ることができます。

ただし、自分のわからない言葉を他の簡単な言葉で置き換えること(パラフレーズ)がうまくできず、 黙ってしまう時間が多かったりすると、スコア5以下を付けられてしまう可能性もあります。

スコア7レベル

スコア7レベルでは、

  • 日常会話ではあまり使われないそのトピック特有のボキャブラリーを持っている
  • イディオム表現を使う
  • コロケーション(自然な語の組み合わせ)が正確
  • わからない言葉があっても、他の言葉を使うことによって“正確に”そのギャップを説明することができる
  • いくつかの語彙は間違った意味で使われている

スコア7はよりハイレベルな語彙力が要求されていて、スコア6よりもかなり得るのが難しくなります。

そのトピック特有のボキャブラリーを使っていなかったり、コロケーションが間違っていたりすることに加えて、スコア7を取れない最も大きな要因は、イディオム語彙を使わない(使えない)からだと言われています。イディオム語彙というのは、単なるイディオム表現だけではなくスラングや句動詞といったものも含みます。

スコア8レベル

スコア8レベルでは、

  • 全てのトピックに対して幅広いボキャブラリーを持っている
  • 正確な意味を伝えるためのボキャブラリーを多く持っている
  • 日常会話であまり頻繁に使われない語彙やイディオム語彙を正確に使うことができる
  • スコア8は、多くの点でスコア7に類似しています。しかし、一番大きな違いは、“トピック特有の言葉やイディオム語彙を使う頻度と正確さ”です。

    よくあるミス

    『語彙力(Lexical Resource)』で最もやりがちなミスは、ベーシックな言葉を使いすぎることです。

    例えば、

    Tokyo is a big city.

    この例では“big”はあまりにもベーシックな語彙です。このようなベーシックな語彙を使うのではなく、

    • sprawling:むやみに[不規則]に広がった
    • cosmopolitan:国際的な、全世界的な、国際色豊かな
    • politically-important:政治的に重要な
    • fast-developing:急速に発展している
    • colossal:巨大な、非常に大きな

    などのハイレベルな言葉を使うことで、この『語彙力(Lexical Resource)』のスコアを上げることができます。

    受験者はあまりにも質問に対する“答え”(上の例で言えば、“東京が大きい都市であること”)に集中しすぎてしまい、この語彙の選択と使い方を無視していることが、低いスコアを取ってしまう要因になっています。

    まとめ

    今日は、IELTS Speakingの採点基準の2つ目である『語彙力(Lexical Resource)』について詳しめに解説しました。IELTSを受けている方で採点基準を意識されていない方はかなり多いと思うので、是非参考にしてみてください。

    あわせて読みたい

    この記事では、IELTS Speaking Part1でスコアアップにつながるボキャブラリーを紹介しています。活用してみてください!

    ではでは!

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個人ブログ『Backyee.com 』で日々好きなことを綴っています。2017年9月より青年海外協力隊コミュニティ開発でスーダン・カッサラへ派遣予定です。あまり目立たないけど実は貢献してる、マケレレのような存在になるのが夢です。