“Stereotypes harm dignity”ーあなたは固定観念だけで行動してないですか?

こんばんわ、ばっきー( backyee)です!

みなさんは“アフリカ”と聞くと、どんなことをイメージしますか?

飢餓・貧困・HIV・テロリズム・犯罪…常に国際的に支援の対象になっている貧しくてかわいそうな国々…

多くの人がそんなイメージを持ってはいないでしょうか。そして、実際に多くの寄付を募る様々なキャンペーンがこのような固定観念を助長するような映像や広告を作っていたりします。(1つ目の動画にその例が出てきます)

今日はそのような固定観念に挑戦している2つの動画を紹介します。国際協力ってなんだろう、とか、偽善ってなんなんだろう、と考えるきっかけになったらうれしいです。

Let’s save Africa! – Gone wrong

※内容がよくわからない方は、この記事の最後に英語スクリプトを全訳しているので参考にしてみてください。

これはノルウェーの The Norwegian Students’ and Academics’ International Assistance Fundという団体が作った動画です。もちろん動画に出てくるような“The fundraising actor(ファンドレイジング俳優)”が実在するわけではありません。

ただこの動画で伝えたいことは、

アフリカに対して世界中の多くの人々が勝手に抱いている“固定観念”ではなく、事実や知識、データに基づいた貢献が必要だということです。

固定観念に縛られてしまい、現地のニーズに合わないものを提供することは、現地の方の迷惑になりかねない。

よく“偽善”っていう言葉を聞きますよね。偽善の辞書的な定義は、

「本心からでなく、うわべをつくろってする善行」

でもぼくはそれが“偽善”かどうかって、結局は結果なんじゃないかなって思います。

もしも自分の取る行動が勝手な固定観念に基づいておこなったもので、結局現地の人の迷惑になっているなら、それは本心がどうかに関わらず“偽善”と呼べるのかもしれない。

その行動が善であるかどうかを決めるのは、自分ではなくてその行動の対象である現地の人々なんじゃないかなって思います。

そしてなにより、この動画の最後に出てくる“Stereotypes harm dignity.” つまり、固定観念は(現地の方々の)尊厳を傷つける可能性があります。

次に紹介するビデオは、そんな“尊厳”についてです。

Africa For Norway – New charity single out now!

※内容がよくわからない方は、この記事の最後に英語スクリプトを全訳しているので参考にしてみてください。

この動画も上と同じくノルウェーの団体が作成したものです。

この動画の面白いところは、常に“支援の対象”として認識されがちなアフリカの人々が、今度は逆に寒さで凍えるノルウェーの人々を支援しようとしているところです。

動画の中で歌われている歌の歌詞に、次のようなものが出てきます。

Yet Africans keep thinking we can’t contribute.
(でもアフリカの人々は私たちが貢献できないと思い込み続けている)

常に彼らを“支援の対象”とみなすかぎり、彼らは自分たちができることもできないと思い込んでしまう。

これが、Stereotypes harm dignity(固定観念は尊厳を傷つける). の意味です。

アフリカの人に限らず、途上国の人々って常に“支援される側”“支援の対象”として認識されがちではないですか?

でもそんな“固定観念”に基づいた行動ではなく、現地の人々に対する“知識”“尊敬”に基づいたアプローチをしていくことが大事だよね、っていうことをこの2つの動画は教えてくれます。

“固定観念”だけで行動してない?

ときどきそう自分に問いかけると、また違ったアプローチが生まれるかもしれないですね(^^)

ではでは!

※2つの動画の全訳はここから↓

『Let’s save Africa! – Gone wrong』全訳

Somewhere in Africa…
(アフリカのある場所…)

Cut! What are you doing? I thought you could carry bucket on your head.
(カット!何してるんだ?君は頭でバケツを運べると思っていたよ)

You can’t tell me that wasn’t funny.
(でも笑えなくないでしょ)

Michael The Fundraising Actor.
(マイケル、ファンドレイジング俳優)

Each time these filmmakers from overseas come down to Africa, I’m the first person they call. I’ve god mad skills.
(これらの海外からの映像作家がアフリカに来たら、まずはぼくに彼らは連絡するべきだね。ぼくはものすごいスキルを持ってるから)

Wait for it…Wait for it. That is a sad African.
(ちょっと待って。あれは悲しいアフリカ人だよ)

It’s my first time in Africa. And as a young mother I’m really looking forward to meeting the children.
(初めてアフリカに来ました。そして1人の若い母親として、こどもたちに会うことをとても楽しみにしています)

Your father…where is he?
(あなたの父親…彼はどこにいるの?)

My father left when I was two years old. He went to look for a job.
And he never returned ever since. So I’ve been the man of the house.
(パパはぼくが2歳のときにいなくなったよ。彼は仕事を探しに行ったんだ。そしてそれ以来帰ってこないんだ。だからぼくが一家の主なんだ)

Is this your first charity appeal?
(これがあなたの最初の慈善アピール?)

Cut! Michael, you must stick to the script.
(カット!マイケル、君は台本どおりに演じないと)

So…Michael, where is your father now?
(マイケル、あなたの父親は今どこなの?

My father left when I was two years old.
(パパはぼくが2歳のときにいなくなったよ)

The gifts we bring don’t mean anything to us. But their faces light up like nothing I’ve ever seen before.
(私たちが持ってくる贈り物は、私たちにとって何の意味もありません。でも彼らの表情は、私が今までみたことがないくらい明るくなります)

Michael, do you have Danishes (sweet pastry) in Africa?
(マイケル、アフリカではデニッシュ(甘いペイストリー)を食べられる?)

No.
(ううん)

I’ve got a surprise for you.
(あなたにサプライズがあるの)

Thank you.
(ありがとう)

You’re welcome.
(どういたしまして)

Tastes like sh*t.
(ク◯みたいな味だ)

Celebrities alway give me these crappy presents.
(有名人はいつもこんなようなくだらないプレゼントをくれる)

They have so little, yet, they smile.
(彼らはほとんど何も持っていない、でも、彼らは笑顔です)

So, you see…it’s a tough business, you know. Sometimes, I think about quitting. But then again, it’s for a good cause.
(わかる?大変なビジネスなんだ。ときどきやめようかなって思うよ。でも、まあ続ける利益があるんだ)

For only $9 you can make a difference in these poor little angels’ lives. So please reach into your hearts. And dig into your pockets. and together, we can save Africa!
(たった9ドルで、貧しくて小さなこどもたちの生活を変えられます。あなたの心に手を伸ばしてください。あなたのポケットに手を入れて探してください。そして共にアフリカを救いましょう)

『Africa For Norway – New charity single out now!』全訳

I’m basically heading up a team that’s getting Africans together in this time of need for Norway.
(おれは、このノルウェーにとって危急のときに、アフリカの人々を一つにしようとするチームを率いている。)

You know, helping them out.
(彼らを助けるんだ)

A lot of people aren’t aware of what’s going on there right now.
(多くの人がノルウェーで今何が起こっているのか気づいていない)

It’s kind of just as bad as poverty if you ask me.
(もし君が尋ねるなら、それは貧困くらい悪いものだよ)

Sunlight puts smiles on peoples faces.
(太陽の光は人々の表情を笑顔にする)

People don’t ignore starving people.
(人々はお腹が空いている人を無視しない)

So why should we ignore cold people? Frostbite kills too.
(それなら、なぜおれたちが寒がっている人々を無視できる?凍傷も人を殺すよ)

Africa, we need to make a difference in Norway.
(アフリカ、おれたちはノルウェーを変える必要がある)

We need to collect our radiators, ship them over there, and spread some warmth, spread some light, and spread some smiles.
(おれたちは暖房機のラジエーターを集めて、ノルウェーに送り、暖かさ、光、そして笑顔を届けるんだ)

Say yes to Radi-aid.
(Radi-aidにイエスと言おう)

In Norway, kids are freezing.
(ノルウェーでは、子ども達が凍えている)

It’s time for us to care.
(私たちがそれを気にかける番だ)

There’s heat enough for Norway if Africans would share.
(もしアフリカの人々が共有するなら、ノルウェーにとって十分な熱源がある)

Yet Africans keep thinking we can’t contribute.
(でもアフリカの人々は私たちが貢献できないと思い込み続けている)

The warmth we’ve got we’d like to share but we can’t distribute.
(私たちが共有したい暖かさがあるけど、私たちはそれを配ることができないと思いこんでいる)

Now the tables have turned.
(今、立場を逆転させるときだ)

Now its Africa for Norway.
(アフリカがノルウェーのために)

And there’s no way we can close our eyes.
(私たちが目を閉ざすことはできない)

We see that they freeze.
(私たちは彼らが凍えているのをわかっている)

As Africans concerned, let’s send our heaters all the way.
(すでに関わったのだから、私たちのヒーターを送ろう)

Radi-aid to Norway with a tropical breeze.
(Radi-aidをノルウェへ、熱帯のそよ風とともに)

Here in Africa, we’ve had our problems too.
(ここアフリカでも、私たちは問題を抱えている)

With poverty, corruption, with H.I.V and crime.
(貧困や汚職、H.I.Vや犯罪)

Norway gave a helping hand.
(ノルウェーは助けの手を伸ばしてくれた)

They taught as what to do.
(彼らは何をすべきか教えてくれた)

And now it’s payback time.
(今、恩返しをするときだ)

Now the tables have turned.
(今、立場を逆転させるときだ)

Now its Africa for Norway.
(アフリカがノルウェーのために)

And there’s no way we can close our eyes.
(私たちが目を閉ざすことはできない)

We see that they freeze.
(私たちは彼らが凍えているのをわかっている)

As Africans concerned, let’s send our heaters all the way.
(すでに関わったのだから、私たちのヒーターを送ろう)

Radi-aid to Norway with a tropical breeze.
(Radi-aidをノルウェへ、熱帯のそよ風とともに)

Join Radi-aid!
(Radi-aidに参加しよう!)

Say yes! Send our heaters all the way.
(Yesと言おう!私たちのヒーターを送ろう)

Join Radi-aid!
(Radi-aidに参加しよう!)

Say yes! Send our heaters all the way.
(Yesと言おう!私たちのヒーターを送ろう)

Join Radi-aid!
(Radi-aidに参加しよう!)

Say yes! Send our heaters all the way.
(Yesと言おう!私たちのヒーターを送ろう)

Say yes, Radi-aid!
(Yesと言おう、Radi-aid!)

シェアよろしくお願いします!

ABOUTこの記事をかいた人

個人ブログ『Backyee.com 』で日々好きなことを綴っています。2017年9月より青年海外協力隊コミュニティ開発でスーダン・カッサラへ派遣予定です。あまり目立たないけど実は貢献してる、マケレレのような存在になるのが夢です。